1 それから、何年もの月日が流れた。 「はぁ…♡はぁ…♡」「うぅ……♡あぁ…♡」 彼女達は変わらず、エントランスゲートとしてそこに在り続けている。伸びきった髪の毛は金属フレームと絡まり、まるで1つの芸術作品のようになっていた。 かつては激しく悶絶していた少女たちだが、 次第に無意味だと悟り、静かに耐えようとするだけになった。 ツラい。絶頂できなくてツラい。どれだけの年月が経とうが、 彼女らの頭の中はそんな思考だけでいっぱいだった。 2 「ぐぅ…♡うぅ…んっ…♡」 強気だった少女も、真面目そうな少女も、お嬢様も、長い年月を得て変わってしまった。まるで絶頂を求めるゾンビのように、艶めかしいうめき声を上げている。  (イか…せてぇ…。イきたいぃ…。) しかし、彼女たちは精神安定剤を投与されているため、気が狂うことはできない。ただひたすらに正気のまま、この地獄のような絶頂衝動と付き合わなければいけないのだ。   3 そこに、来館者が現れる。 「ひっ…!よ、ようこそ…!少女展示館へ…!」 少女は必死に笑顔を作る。しかし、身体や声は無意識にカクカクと震えてしまう。 長年、高濃度の媚薬に曝された身体は、とても来館者達の責めを耐えることができない。そのため、身体が無意識に「やめて!何もしないで!」と命乞いをしてしまうのだ。 4 「〜〜〜〜っっっ!!!!!」 (ぐぅぅ…!?!?おまんこと乳首同時はだめぇぇえ…ッッ!!!) 彼女たちはルールを達成すれば絶頂できる。しかし、その絶頂こそが彼女たちをより苦しめていた。 ほんの1分間の絶頂でも、その快感は脳に激しく焼き付けられ、身体が快楽の味を覚えてしまう。そうすると、もっとイきたい、もっと欲しいと、気の狂いそうな絶頂衝動が溢れ出てくるのだ。 5 しかし、彼女たちは絶頂できない。 そうして限界を越えた身体は、形だけでも絶頂の真似をしようと、潮吹きのように愛液を撒き散らす。もちろん、一切の快楽は発散されず、もっとツラくなるだけだ。 「おぉ…!!♡♡おぉぉ…!!♡♡おん…!!♡♡」 なんとか笑顔を保っていた少女だったが、ついに限界を迎える。きっと、今日も絶頂はお預けにされるだろう。彼女たちは何年経っても、無尽蔵の絶頂衝動から逃れることはできないのだ。